長らくご無沙汰してしまいました。
先日、これまででも最大限の警戒を要すると言われた台風14号が九州から山口県を縦断していきました。その後山陰・北陸・東北と再上陸を繰り返し各地に大雨暴風による被害をもたらしました。下関にもあちこちで被害が発生し、職員の通勤経路も倒木で片側通行になるなど恐ろしいものでした。
当社も拝殿や参集殿からの雨漏りが酷かったのですが、幸いにもそれ以外目立った損害は出ませんでした。
そんな台風、空気をかき混ぜて季節を進めてくれるという気候上重要な役割があるそうで、その後の朝晩の涼やかな空気はまさに台風がもたらしてくれた季節の移ろいだと実感致します。同時に、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉も実感を持って捉えられるのは今がまさに彼岸の時期に当たるためでしょうか。
昨日は丁度彼岸の中日、秋分の日で、大安も重なり御祈願御朱印の方も多数参拝されました。
「彼岸」という言葉は仏教的なものですが、日本では古来より祖先に対するお祀りを春分・秋分に当たる時期に行ってきました。皇室においても春と秋に「皇霊祭」という宮中祭祀が行われ、全国の神社でも同様に祭典が斎行されます。当社も関係神道家皆様のご祖先をお祀りして祖霊祭を斎行致しました。
死者や霊をお寺・お坊様を中心に御供養されるようになって久しい訳ですが、日本における「お彼岸」の風習はこうした神仏両面の特徴を具えているとされています。
そして、この時期綺麗に咲く花として代表的だと思うのが彼岸花です。別名を曼珠沙華。赤く繊細な花姿が私はとても好きです。白い花もございますね。
一面の彼岸花が咲いている様子などは独特な妖しさを醸しますが、不吉な別名が地方に様々存在するようです。この時期に咲く事、細く直立した茎と大振りながら華奢な花弁などの独特な姿が、彼岸花にそうした魅力を持たせるのでしょうか。
最近人気のアニメにこの花を咥えた画像が登場するという事ですが、各所で注意喚起もなわれております通り毒を持つ植物です。誤って彼岸花に彼岸まで連れて行かれる事の無いようにご注意下さい。
こちら、当社境内にも一輪咲きました。
毎朝掃除のたびに眺めております。もう少しの間、楽しめそうです。
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