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節供(節句)

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皆様こんにちは。
朝晩涼しくなり、秋空の下、本日は広庭で保育園児達が運動会の練習に励んでおります。
さて昨日は重陽の節供でした。
菊酒や稚鮎、栗ご飯を嗜まれた方も多いかと存じます。
節句は元々“節供”と書き、宮中で節目の日に供された食事を意味したとされます。
なかでも、古くから奇数は陽、偶数が陰、3が吉祥(良い)数とされ、縁起の良い奇数の最大値“9”が重なる事から重陽とよばれます。
古くは宮中で菊の花びらを浮かべたお酒をいただく宴が開かれ、民間でも前夜に菊に綿をかぶせ、9日の朝にその露で湿った綿で体を拭いて長寿を願ってきました。
雛祭りや端午の節供、七夕の節供など、季節の節目に神棚にお供えしたお祝いの料理などのお下がりを家族みんなでいただくなど、神様を身近に感じてきた日本人の大切な習慣です。

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