神職ブログ
新しい春を迎えて
⽇常
2月3日の節分祭、生憎の悪天候にも関わらず多くのお問い合わせ、ご参拝、誠にありがとうございました。
過日、2月4日、立春を迎えました。一年間を季節ごとの24の節目で捉える二十四節気では春の始まりとなります。昔は元日と並んで新年を寿ぐ大切な日と考えられていました。
旧暦では毎年節目と日付の組み合わせは動いておりましたので、1月1日と立春が重なる「朔旦立春」「立春正月」という大変おめでたい年もあれば、元日の前に立春を迎えてしまう年もあったようです。昔の和歌にも「立春を迎えたが元日はまだだ。今は『今年』と言うべきか、『去年』と言うべきか(意訳)」というものがあります。
境内に目を向けると、荒熊稲荷神社の梅は紅白共に花開き、春らしい艶やかな装いに変わりつつあります。
紅梅の方が花が早く、濃いピンクの花びらが舞う様は趣があります。
慌ただしかった新年の行事も一段落し、長府の町では一足早くひなまつりイベントの期間に入っております。神社では「大雛人形展」を開催中です。今年は500体以上という盛大な飾り付けになりました。当社らしい趣向を凝らしたお雛様も飾ってありますので、季節を愛で、春を楽しみにお越しください。